maimoi日記 

自分の小さなこだわりに気づいて捨てるために書いています。心に静と柔らかさを得たい。 思い出したときに覗いてください。

長引く痛み

 

なんとなく続く不調は、つらいものだ。

一日だけ大きな痛みを感じることよりも、慢性的にいつまで続くのかわからない痛みを感じることのほうが ストレスは大きい。

 

痛みの原因をみつけたくても、

明確な判断を下すことは難しい。

いいと勧められる治療法が無数にあるので、痛みを抱えながら頭も抱えてしまうだろう。

 

身体全体を見るというのが、整体の基本姿勢でありおもしろいところだ。

例えば、「ひざが痛い 」という訴えを軸に原因を探すのではなく、

「 人 」をみる。

なので、痛みを感じる場所が「 ひざ 」であっても、

適切なテクニックを用いたら、

お腹の調整や体操で痛みが消えてしまうことがある。

 

整体では、西洋医学の投薬や手術のような部分に焦点をあてる治療を良しとしないのだけれど、

先日とてもおもしろい本を読んだ。

 

長引く痛みの原因は、血管が9割 (ワニブックスPLUS新書)

Amazon.co.jp: 長引く痛みの原因は、血管が9割  ;奥野 祐次

 

著者は、放射線科医として、『 長引く痛み 』に対するカテーテル治療をされている先生。

「 病的血管 」というテーマで Nature Mdicine 誌に論文を掲載してらっしゃるのだが、

この本は「 痛みの要因 」を分かりやすく書いている良書だと思う。

医学的にも新しい視点なのだという。

 

ここ最近、整体のテーマとして「 張力と圧力 」を効かせる手技の使い方を練習しているのだが、

おもしろいことにこの本とリンクしている部分がいくつかある。

 

同時期で、つい先日読み終わったこの本 ↓

 

心はなぜ腰痛を選ぶのか―サーノ博士の心身症治療プログラム

 

Amazon.co.jp: 心はなぜ腰痛を選ぶのか―サーノ博士の心身症治療プログラム ;ジョン E.サーノ

 

この本は、

交感神経優位によって血管が収縮することにより痛みを生じるという、

心身相関的な論点から痛みを説いていて、これがまたおもしろかった。

 

ただ、奥野先生の著書でサーノ医学博士が提唱している仮説を反証していて、

エビデンスに基づいた説得力がすごい。

 

整体は個人技による技術力の差がおおきいので、

エビデンスをとるのがとても難しい分野だと思うのだが、おおらかな器を持っているのが強みだと思う。

他分野を含め、多角的に誠実に学ぶことを続けていれば、

整体は曖昧模糊としたものではなく、もっと説得力のあるものだという認識が広まるはず。

私はまだまだこれからだけれど、整体はやっぱりおもしろい。

 

*リンク

 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/24993956/

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/22797809/