maimoi日記 

自分の小さなこだわりに気づいて捨てるために書いています。心に静と柔らかさを得たい。 思い出したときに覗いてください。

山頭火の書

 

京都にいた頃に、

師事していた染織の先生が、銀座の阿會美術さんで展示会を行って、

期間中少しお手伝いをさせていただいた。

そのご縁で、先日、漂泊の俳人『 山頭火 書展』を見にお邪魔した。

 

種田山頭火という方は、名前だけしか知らなかった。

光さんが、一点一点 書の意味を教えてくださったのだけど、

直筆の書は、あまりに深く深く、

墨の勢いと、余白に、ただ頷いて見とれた。

 

出会えて、知ってよかったと、琴線に触れるものは、

いつも一瞬大きな感動を越えて、

気づいたらシンと 心の中に落ちてくる。

種になって、何時どのような花になるのか分からないけれど、

私の内に確かに根付いた。

 

ひとつの視点だけでは、とらえることのできない真理は、

この世の中にたくさんあって、

自分が、もうすこし大人になったときに、分かることもあると思う。

 

「 濁れる水の 流れつつ澄む 」

 

水を愛し、

酒を愛した、

行乞の俳人の、紡いだこの句。

その境地はまだ知る由もないけれど。

素晴らしい展示だった。

 

 

http://www.asobi-jyutsu.jp/nextexhibition.html

 

山頭火全句集

 

 

山頭火句集 (ちくま文庫)