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maimoi日記 

自分の小さなこだわりに気づいて捨てるために書いています。心に静と柔らかさを得たい。 思い出したときに覗いてください。

読書日記

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胎児の世界―人類の生命記憶 (中公新書 (691))

胎児の世界―人類の生命記憶  ( 作者 : 三木成夫 )

 

受精から出産までの間、胎児はどのように成長するのか、

それは 遥か遥か遠い昔『 生物の誕生 』以来の生命の進化を、

追体験するのだと三木先生はいう。

解剖学者として知見、医学的な内容も含まれていて難しいところもあったけれど、

命を織り成したの詩集のよう。

養老孟司先生の言葉をお借りするなら、三木先生は〝 はらわた 〟の感覚で話される。

なのでこちらも、心の底から腑に落ちる。

はらわたに沁みないものは、〝 理に落ちて 〟しまうのだそう。

 

 

猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)

猫を抱いて象と泳ぐ ( 作者 : 小川洋子 )

 

たまに、タクシー運転手になった夢を見る。

それは特別なタクシーで、気に入った小説の、登場人物なんかが乗ってくる。

この小説にでてくる太ったマスターは、私の夢のなかの常連。

小さなチェスの天才、少年だったアリョーヒンに、初めてチェスの手ほどきをしたマスターは、

胸もわき腹も下腹も太ももも、身動きさえ難しいほど柔らかい肉に埋もれていて、

太い指で、あらゆる種類の甘いお菓子を焼く。

甘い砂糖や蓄えた脂肪と同じだけの分量の、思慮深さと優しさを持っている。

マスターは前半で死んでしまうけど、

このマスターがなぜかとても好きで好きで。

小川洋子さんの、独特の文体もすごく好き。

 

 

習得への情熱―チェスから武術へ―:上達するための、僕の意識的学習法

習得への情熱―チェスから武術へ―:上達するための、僕の意識的学習法

( 作者 : ジョッシュ・ウェイツキン )

 

著者のジョッシュ・ウェイツキンは、

映画『 ボビー・フィッシャーを探して 』の、モデルとなった本物の天才チェスプレイヤー。

チェスの世界王者から、太極拳の推手世界選手権覇者、黒帯の柔術家になるまでの道のりと、技術を習得するための哲学、メンタルトレーニング法などが、

なんていうか、綿密に情熱的に書かれている。

太極拳を、37式の鄭萬青老師の弟子、William CC Chen に習っているので、

そこにすごく興味を持った。

勝負の世界が色濃く描かれていて、

頭脳戦から、実戦へ、

異なる分野にまたがる共通項というか、〝 基礎 〟は、

いかなるときも 心はつねに 〝 ここ 〟にあること、

自分の生来の本質をゆがめずに生かすこと、など、

宿るものは同じで、いま、学ぶ立場と教える立場と両方に足を置いているので、

ペシペシと膝を叩きたくなる内容がところどころにあった。

 

鄭萬青は五絶老人といわれ、詩、書、画、医、武に特に優れて、医者であり、宋美齢に絵を教えていたこともあった。

五つの絶技に達したのは、太極拳が中心にあったから、といわれている。 

〝 自らの静を守って、相手の動を待つ 〟

 

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