maimoi日記 

自分の小さなこだわりに気づいて捨てるために書いています。心に静と柔らかさを得たい。 思い出したときに覗いてください。

ネギを刻む

 

夕方の風が、腕と頬をさぁーと撫でて、

それが思いの外ひんやりとしていたので、夏はなんども振り向きながら、でも確かに去っていくんだなぁと思った。

 

そんな帰り道、電車で隣に座っている高校生が、江國香織さんの つめたいよるに (新潮文庫) を読んでいた。

高校生だったころ私はこの本が好きで、

〝晴れた空の下で〟の老夫婦をすこし羨ましいと思った。

当時付き合っていた人にそう言ったら、まったく分からない、とか言われて、彼に絶望して心を閉ざしてしまったのを思い出した。

文中の女性が一心にネギを刻みながら、

「 誰にも、他人の孤独は救えない、私の孤独は私だけのものだ。」と呟くのだけど、

ほんとその通りだなぁと思いながら今も生きている。

 

 

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渋谷の空

 

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