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maimoi日記 

自分の小さなこだわりに気づいて捨てるために書いています。心に静と柔らかさを得たい。 思い出したときに覗いてください。

西遊記

読書日記

 

夏から、ずっと西遊記にハマっている。

以前、お世話になっている方から蟠桃を送っていただいて、そのときに、不老長寿のめでたいこの果実を、孫悟空が天界で食べ散らかして暴れたという話に興味をもって、

平岩弓枝さんの文庫本を読んでみた。

 

あまりに面白くて、

張明澄の『 密教秘伝 西遊記 』、中野美代子さんの西遊記文庫10巻、『 西遊記の秘密 タオと煉丹術とシンボリズム 』、そしてようやく『 封神演義 』をちょっとずつ読んでいる。

 

仏教を学ぶものや修行者が陥りやすい罠が、立ちふさがる妖怪のなかに比喩として隠されていて、そこを読み解いていくと抜群におもしろい。

修行とは基本として、

経典(コツコツと勉強)、功夫(行をおさめて能力を得る)、実学(自分には何ができて何ができないかを知る)、秘術 (宝)、

これら四つを学び、習得して実践すること。

 

西遊記では、

三蔵法師は、学者の象徴。経典研究者。

孫悟空は、行者の象徴。修練の人。

猪八戒は、戒律主義者。

沙悟浄は、布教によって仏法を広めていく僧侶。

 

四人のうち誰が、どんな妖怪( 困難や罠 )に足をすくわれやすいか、というのは、

それぞれの修行の道の弱点や、修行により持ってしまいがちな〝欲〟〝おごり〟を浮き彫りにする。

 

頭でっかちに知識だけで物事を捉えると騙されたり、身につけた技を見せびらかすことで災難にあったり、こういうことって日常にあるある!というのがたくさん出てくる。

 

すっかり西遊記が身近になって、ああこの人は観音禅寺の坊さんだ、とか、白骨夫人っぽいとか、玉兎にならないようにしよう、とか、

暗喩の教えに、ふと気づくことが増えた。

あと、三蔵法師一行を密かに守っている〝掲諦(ぎゃてい)〟さんたちがツボ。

隠れきれてない!

悟空に見つかっちゃってるところとか可愛すぎる。

 

 

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